☆彡 歩き始めに必ず確認したい「からだ」に負担のない歩き方

からだふぁん

3つの歩くための注意点

1.前かがみになって内蔵を圧迫しない。

アップダウンコースで前かがみにならないように立ち姿が地面と垂直なるには両腕が後方にある事が大切。

後ろに手を回して組める人は人差し指同士を軽く引っ掛ける程度に組む。

後ろで手をしっかり握ってしまうと、バランスを崩した時に手が出ないので、軽く触る程度が良い。

ベテランの人は上記のようにリュックや腰に手をかけるなどして、姿勢よく「歩く」ための工夫をしている。後ろに手を回して組めない人はベテランを真似すると良い。ただ、ここでもリュックを強く握ったりすると、バランスを崩した時に手が出ずに怪我をするので、要注意。

フラットコースでは両腕を軽く降っても前かがみが予防できる。

2.滑らないようにする(特にアップダウンコース)

里山などでは狭く急な斜面もある。

歩きにくいので横歩きなどになってしまう場合あるが、靴の溝がそのような状況に対応しているとは限らない。

靴が滑るかどうかは靴底の溝の彫り方に関与しているのでまずは自分の靴底にははっきりと溝があるか?またその方向は?しっかり確認して自分が出すべき足先を知る事が大切。

↓下記のようにスエードのデザインにも優れているおしゃれな靴はとても素敵だが靴底に横にまっすぐ溝が入ったものは、いろいろな環境を「歩く」という目的には適していない。もし、この靴で緑の多い里山の急な斜面に出くわしたら、斜面に沿って横歩きはしない方が賢明。

ウォーキング・ハイキング・トレッキングシューズのように「歩く」ために科学的に計算された靴が滑りにくいのでお勧め。購入時には靴底を必ず確認して、段差のある溝であるか確認したい。

3.アップダウンコース=小幅に『膝』を上げて地面と平行に『ベタ足』で着地!

フラットコース=少し広めの歩幅で『かかと』から着地!

街歩きやフラットコースでは、少し広めの歩幅で『かかと』から『つま先』まで順序よく着地していくリズミカルに両腕を軽く振りながら歩く方と姿勢が崩れず体幹にも良い為に体重を減らす「からだ」に近づける。

!!アップダウンコースのポイントが『膝』なら、

フラットコースは『かかと』の違いがある!!

アップダウンコースでフラットコースと同じ歩き方をすると余計なところに力が入り「からだ」を痛め疲労が倍増する。

(※)アップダウンコースでは、小幅で一歩、一歩と丁寧に『膝』を上げて地面と並行に『ベタ足』の状態で足を下ろす。(積雪のある地域の人は、毎冬おなじみの歩き方)

バランスを崩さず滑り難い歩き方であるとともに、長時間のアップダウンコースでは極力無駄な力を使わず疲れにくい。

普段から階段の上り下りをする際に上記(※)の方法で練習しておくと、いざ、フラットコースから坂道などのアップダウンコースを歩いた時に苦労する事が少なくなる。

うまく、使い分けして歩けるようになると、後半の疲れが出ないので歩き始めと変わらないペースで歩ける。

実際に、切り替えながら歩くと、当初は他の人の速さについていくのが精一杯でも、途中からどんどん追い抜いていくようになる。

自分のペースは変わらないが、他の人が疲労のために遅くなっているのだ。

切り替えをすることを知らなかった当時は、歩き始めからバテていた。それを考えるとバテている人を横目にサクサク歩く自分がとても不思議になる。

「歩く」ための靴選びはとても重要になってくる。コースによって歩き方が違うので当然ながら、疲労が貯まらず「からだ」を傷めない靴の選択が必要になってくる。

登山用ステッキ・トレッキングポールは?

とても便利で優れている商品だと理解している。使ってみたいと考えているが事故を何件か目撃したので躊躇している。

【事故の状況】(1)木の根にトレッキングポールが引っかかり、使用者が転んで顔や肩を強打。

【事故の状況】(2)団体行動中に狭い里山の坂道を下る際に足が滑って、前の人に倒れかかって将棋倒しになり使用者は無事だったが、前を歩く人のうちの一部が打撲と草木で擦り傷。

【事故の状況】(3)広めの石畳でトレッキングポールがすべり、使用者が木にぶつかり擦り傷。

どの事例もバランスが崩れた時に、登山用ステッキ・トレッキングポールを握っていたために、手が出せずに身体ごと倒れた。

『足が弱っている人にはとても有効ではないか?』登山用ステッキ・トレッキングポールに体重をかけるように作られていないが、『体重がかかり折れて大怪我になった使い方には理解が必要?』?

ツアーや団体のスタッフの人からも色々に声を聞くので、とりあえず、団体行動の時や狭く木の根や石などある山道などで使用することは控えたほうが良さそう。